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4歳年下のアメリカ人と結婚。バージニアを離れ、今はノースカロライナ州に在住して、お菓子つくり、ハワイアンキルトなどを楽しんでおります。国際結婚のこと、GCのことなど、参考にしてくださいね♪


by romeo_961
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出産秘話・・ってほどでもないか。

5月24日。
夕方は習っていたHULA教室のLUAU(発表会兼パーティ)があって、
夜遅くの帰宅。
帰宅後はキングの散歩にビーチに行き、何事もなく就寝。

25日はあたしのバースデイ。
フツーに誕生日を迎えるんだと思ってベッドにはいったのに。

25日午前3時ぴったり。
横向きに寝ている私の下半身を、すぅっとなにかが降りてきた。
「もしや?でもまさかね。 おりものかなあ。 寝ちゃおうかな。でも一応トイレにでも行ってみるか」 
と軽い気持ちでいってみると、 破水していた。

破水は透明の液体がとにかく滝のようにながれてくる。
そこへさらに 血まじりであった。 これはおしるしというもの?
とにかく全部が一度にきた。

「フツーおしるしだけとか、破水だけとかじゃないの?」

その血が少しだけ不安になって、
でも明らかに破水なんだと思って、とにかく 出産するポーツマスの病院に
電話をかけた。

破水したというと

「Come on in! Come on in !!!」 ととにかく言われたので
準備を始めた。

破水してから6時間後くらいに陣痛が来る人が多いとネットで読んだので、早くても陣痛は2時間後くらいかな、なんてのんきに構えていた。
自分で運転していけそう~とか思ったし、夜中の3時じゃみんなおこしたらまずいと思ったけど、
破水したら自分で運転するな、との友達の声を思い出し、
うちから車で5分にすんでいる ごんたさんに電話。前もって 「そのときはよろしくお願いします」とお願いしたったのだ。
2度携帯に電話し、出なかったので自宅に電話。
自宅の番号ももらっておいてよかった。
でなかったけど、すぐに折り返しかかってきて、破水したので病院まで送ってもらえないかと
伝えた。

ごんたさんは昼間、大学院にいって学業&お仕事をしているので、
真夜中の破水は私にとってはラッキーだった。

電話がきてほっとした瞬間、 ものすごい痛みがおなかをかけめぐる。

これが陣痛か! とあきらかにわかった。

あまりにいたくてテーブルに抱きつく私。
ごんたさんがすぐにきてくれるとのことで、電話を切り、自分のしたくをはじめた

陣痛は10分間隔になったら病院へ、と本ですべてに書いてあって、
10分間隔で来るもんだと思い、時計ではかってみると、
4~5分で陣痛がくる。
10分間隔になったら、は 破水は関係ないのね。

陣痛は痛みがいったん治まるとつぎの5分はフツーに歩ける。
その5分で荷物をつめ、キングをMashleyちゃんに預ける準備をし、 ついでに
大量にう○ち(きたなくてすいません) をしました。
これ、出しといてよかったかも。
たまたまかな?すごくいきたくなって。

ごんたさんが到着して車を運転してもらい、ポーツマスの病院にチェックインしたのが4時20分ごろ。

チェックインするときに書類を書くんだけど、陣痛の痛みがすでに3分間隔で来るので
書類が書けない。
ごんたさんにかわりに書いてもらった。

チェックインカウンターで座り込む私に、受付のおばちゃん?おねえちゃんが

「イスにすわったら?」 

いやいや、痛くて冷静に座れませんから。
このとき子宮口が全開だなんて想像してないだろうね。

手続きが終わり、診察室にヨロヨロしながら入って、診察台の上に自分で
あがれといわれた。
でももうおなかが痛くてあがれない。
ごんたさんと先生に助けてもらって診察台の上にあがり、子宮口をチェック

先生の一言 「Complete」 

ごんたさんと 「コンプリートって・・!!もしや子宮口が完全にひらいてるってこと!?」

先生たちがざわざわとし始め、別のベッドに移動させられ、分娩室へ

フツーはここでガウンに着替え~の、 いきみを逃したり歩いたり、とかするんだよねえ。

私はすぐさま来ていた黒いワンピースをまくしあげられ、両足を開かされて
出産の体制にはいった。

エピドール(麻酔)を希望した私。
無痛分娩が夢だったのに、その夢はもろくも崩れた。
「エピドールは?」と聞くと

そんなもんないよ、子宮口全開だからもう遅いからってかんじで言われて
無痛分娩却下。

自然分娩が決定かと思うと、血の気が引く思いだった(T_T)

そのとき、陣痛の間隔は1分間隔。
女の先生たち 「まだいきんじゃだめよ~」と言っていたが、おなかが破裂するような
痛みが襲ってくる。
これがきっと
「いきみたい!」と思わせる陣痛なんだと思った。
マダダメ、マダダメ、と言われて数分後、男の先生登場

また陣痛が襲ってきたとき、
「まだだめですか?」と聞いたら その男の先生

「あ、いきみたかったらいつでもいきんでいいよ♪」

へっ?いいの?

ごんたさんと顔を見合わせ、 ”どっち?いいのだめなの?でもいいって言ってるよね!”
そしたら周りの先生たちも カレが言ってるならいいわよ、風に
「いきんでいいわよ!10数えるから息を思いっきり吸って、止めてうんちを出すみたいに
思いっきり下に力を集中して踏ん張ってね」くらいのことを言っていた。

最初はさ、う○ちがでちゃうんじゃないかとか、おしっこもれたらどうしようとか、そんな
恥じらいがあって、なかなかいきめないわけ。
でも先生たちにはわかるんだね。
私がちゃんといきんでないこと。
「それじゃだめよ、ちゃんと踏ん張って!」
何度かチャレンジしてるうち、恥ずかしいとか思ってる場合じゃないってことに気づき、
集中して踏ん張ってみると、先生たちが
「そうよその調子!」 とほめてくれた。

おなかが痛くて、早く出したい。
でもオマタがいたいのも怖い。
もうおなかを切って出してくれていいから!帝王切開希望~!!
こわい~!
と心で思ったけど、そんなに甘くはないです。
ここまできたらもう自分でやるしか・・・

家を出る前に、リスに電話をかけて、破水したことを報告。
いきんでる最中に電話が鳴った。
ごんたさんにでてもらうとリスから。
ごんたさんが
「ロミオちゃんはいま取り込み中だけど、ドクターと話す?」と言ってくれ、
ドクターと話したリス。
あとどのくらいかかるのか?との質問をした様子で、ドクターは

「あと5分くらいかな」 と言っているのが聞こえた。

えっ??あと5分で出てくるの!!??
病院きたばっかりなんですけど!!??
ウソ言ってるべ。リスを安心させようとしてるのかな?

そしてまた後出かけなおすと言ってきったらしい。

私の陣痛も最高潮。
ほんとに見事に同じ間隔で陣痛がきて、いきみたくなる。
息を思いっきり吸って、止めて、10秒間、とにかくう○ちだすみたいに
思いっきりプッシュ!

火のついたすいかとかいうけど、まさにその間隔だった。
アソコが痛いとかはないんです。
とにかく陣痛の痛み。子宮が破裂しそうな痛みがあって、その瞬間に息を止めて
いきむので、プッシュするときの痛みはあんまり感じない。

数回いきんだあと、ごんたさんが

「 ロミオちゃん!アタマが見えてきたよ!」
それもうそだべ!?
と信じられないくらいに、アタマがのぞいている間隔はまったくなかった。
でもアタマが見えてるならもう少し、とワレにかえり、
最後は2回プッシュを続けるところを3回プッシュしたり、
かなりハイペースでいきんだ。

アタマがでてきたぁ~!を言われてからは 痛みがすぅ~っと 消えていき、
あっという間にベイビのカラダが出てきた。

ながぁ~い白くて太いへその緒がみえ、先生が切っているのを観た。
写真を撮りまくってくれてるごんたさん。

そのあとすぐ、うぎゃ~と泣き声が聞こえた。

5時15分。 sakuraが誕生した。

病院にチェックインしてからおよそ1時間。
あっというまの出産だった。

タイミングよく、リスからの電話。

ごんたさんが携帯をベイビの泣いているところへ持っていくと、
リスも声を殺して泣いていたという。

出産したあとは急に痛みがひく。嵐が過ぎ去ったあとのよう。
リスとやっと電話で話せたときは リスは泣いていて
「ありがとう、ありがとう」と繰り返していた。

私はその後、胎盤をカラダから出す作業に移り、先生がおなかを押すと、
スルリと 生暖かいものがカラダから出るのがわかった。
相当おっきいものらしい。

そのあと、数分後にまた何かを出して、
出産中、気づかなかった 会陰切開された部分を麻酔を使って縫われた。
これもチクチクしていたかったなぁ。
でも丁寧に縫ってくれたのか、フツーにいすにも座れてる。

sakuraが産まれた瞬間、先生たちが一斉にsakuraをケアしてくれたのが見えてほっとした。
その後、sakuraはごんたさんの手に渡った。
ようこそsakura。
はじめて抱かれたのは ごんたさんだったね。
彼女に抱かれて私もうれしい♪

このあとsakuraをキレイに洗ってくれて、初めての授乳がはじまった。
なんだかはずかしいような、うれしいようなキモチ。
初めてのスキンシップです♪

破水から2時間15分。
病院に入って約50分。
あっという間の、出産秘話でした。

この後7時には朝食をモリモリ食べたのでした。
出産は病気ではないことを実感。


これから出産する人、あんまり参考にならないんじゃないかな。
きっとフツーはこんなもんじゃないよね。
でもとにかく出産は痛い!

いきみよりも陣痛が痛いという意見に私も1票。

そして、ヨガをやっておけばよかったと後悔。
おまたを長い時間ひらくってのはとっても大変です。

でも、いきんでみて思ったのは、体力のない人にはくるしいのでは、と思った。
出産するにあたって、運動は不可欠だと学びました
朝晩のキングの散歩、毎週の買出し、友達とのショッピングと、
歩く量は沢山あったことはよかったなとおもう。

これから出産をひかえている沢山の友よ!参考になるかわからんけど、
参考にしてね♪

出産秘話・・ってほどでもないか。_e0063131_1202734.jpg


グランダディ(リスパパ)とパチリ♪

出産秘話・・ってほどでもないか。_e0063131_1205763.jpg


今日のsakuraさん
by romeo_961 | 2008-06-07 23:31 | Pregnancy Life